【質問・疑問】


高校の美術講師をしている者です。学校にロウケツ染の道具・材料(木綿・田中染料店のシリアス染料・レベリン・パークレン等々)があり、生徒(美術部)も作りたいといっています。私自身は糊防染の型染めの経験しかありません。脱蝋について調べましたが、新聞とアイロンで大まかに脱蝋して、揮発剤の湯せんで脱蝋するということですが、その際に染料まで落としてしまわないかと心配いているんです。シリアス染料でのご経験があれば教えていただけないでしょうか。ちなみに、染色したものは作品として額に入れるので「蒸し」などの染着は省略しようと思っています...というより、作品が大きく、蒸しの工程は出来ないのです長々とすみません。特にわからないのは脱蝋です。自分でも実験してみて調べてみますが、できれば専門家の意見を聞きたいと思います。

【回答】


シリアス染料を使った場合には蒸しをしないと水洗した時に色はかなり落ちます。なので通常は外せない工程です。もし蒸しを外したいのなら染料を替える事をお勧めします。田中直染料店でも取り扱ってる、樹脂顔料なんかであれば、色止めはアイロン程度で平気だと思われます。樹脂顔料なので耐光性なども強いですしね。

ただ、どーしてもシリアス染料を使い染めたいとなれば…水洗を省けば色落ちは少ないと思われます。パークレンの中では染料の色落ちは少ない(色によっては色落ちする可能性もあります)と思いますし、水洗さえ省けば良いかと。注意点は白地や薄色地の場合はパークレンの中でも多少色が移ってしまう可能性があると思われますので、取り扱いは注意して下さい。それと蒸しを外すと、耐摩擦や耐光性などが低いのでお勧めはしませんよ。

それから、作品が大きくて蒸しが出来ないと言う事ですが、蒸しの工程を外注に出すと言う事も出来るかと思われます。当工房でも蒸しやドライ、水洗等は専門業者に任せています。一応参考までに。


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