【質問・疑問】


型染めと手描きの違いは素人でもわかるものでしょうか?価格の目安に私は、手描きの方が高いということのみで判断しています。また、訪問着などで、安く購入した着物は、絵柄の部分が、ざらついて、ごわごわしている(小紋の模様はやわらかいのに)のが気になります。これはどうしてなのでしょうか?「ダック染料」というのも耳にしたことがあるのですが、何ですか?(40代・女性)

【回答】


まず、型染めと手描の違いが素人の方でもわかる物かと言うことですけど、反物や絵羽物の表地を見ただけではわかりずらいかもしれません。簡単に見分ける方法としては、友禅してあるところの裏を見てみて、染料がキチンと浸透してる物は、手差しで染料をさしてる物だと思います。型染めは表面にしか染料が浸透しないため、裏は白っぽく見えるのが通常です。
それと絵柄の部分が固いのは、模様を描くのに樹脂系の顔料などを使って加工してある物だと思います。これは加工単価を抑えるために、樹脂系の顔料などを使うことによって手間を省いてる物なので…生地の風合いを生かすにはキチンとした加工をしてある物を選んで、購入して頂くしか無いと思います。ただ、決して粗悪品等とかでは無いと思います。
それから「ダック液」ですけど、これは防染剤の一種で、友禅彩色の時に染料に混ぜて使い、その後に蒸し等の加工をすることによって、友禅彩色した部分が防水加工されるという薬剤です。つまり、友禅彩色した部分を防染糊等でふせなくても、その部分が染まらなくなってると言うことです。それを使うことによって加工の手間が省けるのです。ただ彩色した友禅の部分が半永久的に防染されますので、染め変えは難しいかもしれません。


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