過去の質問と回答

【質問・疑問】No.1

友禅染めの下絵具に「青花」の青い汁を使う、と花屋さんで聞きました。また、広辞苑にもそのように書いてあります。「青花」には「帽子花」、「着草」とも呼ぶ一般の「ツユクサ」と「大帽子花」と呼ぶ外来と思われる園芸種があります。「大帽子花」は花が何倍も大きく、また花着きもよいので、この花の方が有用だと思いますが、江戸時代に宮崎友禅が独創したといわれる友禅染めはどちらのツユクサを下絵具に使ったのでしょうか。江戸時代には一般のツユクサを使い、後世になって大帽子花を使うようになっているのでしょうか。

【回答】

ご質問の青花についてですが、宮崎友禅斎の時代にはたして今の「本青花」を使っていたかは定かではありませんが、今の「本青花」は大帽子花やムラサキツユクサを使ってるようです。この花の色素が水や光に大変弱く、色あせてしまう事から下絵の染料として使われています。現在では「化学青花」という化学的に調合されている染料を使って下絵を描く事が多くなっています。もちろん、今でも「本青花」を使う事もあります。


【質問・疑問】No.2

インドネシアに滞在しバティックを習っていました。その時には化学染料しか使っていなかったんですけど、最近草木染めに興味を持ち、どういう風にしたら草木染めでバティックが作れるのか悩んでいます。基本的にバティックはロウケツ染めだから高温には弱いし、だけど、草木染めって染液を煮出して熱いうちに染めるわけですよね。草木染めでバティックを作るっていうのは不可能なんですか?何かいいアイデアか情報ありませんか?

【回答】

草木染めでバティックを作るっていうのは可能です。植物染料は常温でも染まります。植物染料の染め方には高温での浸染。それと常温での浸染&引き染めという方法があると思います。今は染色材料屋さんでかなりの各種植物染料や助剤等がありますので、染め方は染色材料店にお確かめ下さい。


【質問・疑問】No.3

浴衣の染め技法について教えて下さい。どのような技法があるのか、よく使われる技法は、等。よろしくお願いします。

【回答】

染め技法:絞り染め・ローケツ染め・インクジェットプリント・シルクスクリーンによる捺染・注染・長板中形染め・手描染めと多くの技法があると思います。その中で、高級品は絞り染めや長板中形染めや注染等の伝統的な染め方。安い商品は捺染が多いと思います。よく使う技法という事なのですが、一般的に言えば捺染物(シルクスクリーンやインクジェットプリント)が大多数だと思いますよ。


【質問・疑問】No.4

私は昔の着物の柄が好きで自分の洋服を作ります。ただ、色がすぐ移ってしまったりします。もちろん大丈夫なものもありますが、多分昔の色止めと今の色止めが違うのでしょう・・・。例えば今回、絽のかわいい柄の着物ですが、ちょっと水にぬれただけで、花柄の赤が白い箇所に待ったり移ってしまうので、なんとか自分でも出来る方法がないものかと思いましてメールさせていただきました。完全でなくてもこんな方法があリます。というようなものがございましたら教えてください。よろしくお願いします。全体的に絹を多く使います。たまに麻も使います。

【回答】

昔の着物の色が落ちるので、色止めをしたいと言う事なのですが、かなり難しいかもしれません。まず、模様等に使ってる絵の具が染料なのか、顔料なのか、もしくは岩絵の具のような物なのかで止め方も色々考えられるのですが。

一般的な材料の染料と仮定しますと、水洗が一番だと思います。大きな桶やお風呂等に水を張り、その中で色が出なくなるまで浸け洗いする。水の中に酢酸や食酢など数パーセント入れると止まりやすくなります。

染料は蒸しをして色を止めるので、簡易蒸しとして、スチームアイロンで蒸気をあてながらアイロンを掛ける。この方法はあくまでも気休め程度の効果しか無いかも知れませんが。

後は、極力水に濡らさないのが一番だと思います。市販の防水スプレーで防水してしまうのも良いかもしれませんね。

以上、考えられる色止め方法なのですが、水洗はちょっと難しいかもしれません。注意点としては水洗後、なるだけ早く乾かす事が大切だと思います。

以上、考えられる色止め方法なのですが、水洗はちょっと難しいかもしれません。注意点としては水洗後、なるだけ早く乾かす事が大切だと思います。


【質問・疑問】No.5

友禅について興味を持っている韓国の者です。東京(江戸)友禅の歴史に関しての本を探していますが、なかなか探せなくて。… 教えて頂きたく、メールを送ることになりました。そして友禅の1日体験のことですが、友禅のことを全然知らない人でも申し込むことが出来るのでしょうか。お忙しいところ申し訳ありませんがご返事お待ちしておりますのでどうぞ宜しくお願い致します。

【回答】

東京手描友禅染めの参考となる本ですが、どういった事をお知りになりたいのか、歴史なのか図案なのか。残念ながら東京(江戸)友禅の歴史的背景や文化的な背景を記述した本は、当方でもあまり見た事がありません。図案本は京都書院等で販売されていた気がするのですが、確かではありません。本については申し訳ないのですが、正確な答えを持ち合わせていません。

「1日友禅体験」の方は初めての方でも申し込み&体験できますよ。ほとんどの方が友禅染めをした事の無い方ばかりなので、お気軽に体験下さいませ