【質問・疑問】


最近染めたものの一つにログウッドの綿のハンカチがあります。アルミ媒染をして日に干しましたところ、竿にかけた一番上の所が薄く色落ちしていました。錫媒染の方は大丈夫だったのですが、どうしてでしょう?
それと綿のハンカチは日常的に使う物で洗濯もよくすると思うのですが、堅牢度の強い染材はどんなものがあるでしょうか?

【回答】


まず当工房では染料は基本的には化学染料を使用してますので、植物染料は詳しく無いのですが、わかる範囲でお答えします。
(1)綿のハンカチを染めたところ色落ちしたとのことですが、考えられることは、日光よる色の変色。錫媒染よりアルミ媒染の方が、耐光堅牢度が弱いという事ではないでしょうか?もしくは竿に不純物が付いてたために変色した可能性もあります。色落ちを防ぐには直射日光にあまり当て無いという事が必要かもしれませんね。着物等も直射日光や蛍光灯等の室内の光でも色焼けが発生しますし、気を付けたほうがよいかもしれません。
(2)堅牢度の強い染料とは。お勧めするのは化学染料なのですが、植物染料の中でと言うことでしたら、藍、ヤシャブシ、アカネ、ザクロ、クルミ、コガネバナ、ソヨゴ、ゴバイシ、ウメ、タマネギ、 ピラカンサ、ビワ、ガマズミ、ウコン、マリ−ゴ−ルド、クチナシ、(先に記述してあるもの程良いが、染め方、後処理等の条件で堅牢度は変わる) と某植物染料図解本に載ってます。


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